巻頭言 森道基

森道基先生

この度、MJT研究会が中尾慎一君の指導のもとに発足する事になりました。

中尾君は芦屋市にMTSカイロプラクテック芦屋鍼灸院を開院されており、開院以来現在まで着実にその実績を積み上げてきております、現在とくに世間の注目をあびているものに、耳っぼ、足っぼ、クイックマッサージ、テーピング等色々有りますが、中でもテーピングに対する関心が高まっており、これはテレビ画面に

スポーツ選手が腕や足にテーピングをして度々登場しているシーンをよく見かけるようになったからではないでしょうか。
 
 相撲の力士、野球、サッカー、柔道、ラグビーの選手等ハードなスポーツに起こりがちなネンザ、打撲、筋肉疲労等々これらに対し筋肉の調整、保護、筋力アップ等の実績が認められているのであります。

 中尾君は早くからテーピングに注目、これに東洋医学的、西洋医学的な裏付けをしながら研究治療の実績を積んでいるのであります。MJT研究会発足の起因は彼が高校生時代に入門をした少林寺拳法の拳士として関わりを持ち、折角始めるのであれば整体医法を実習している少林寺の拳士に伝え、大いにその効力を広めて行きたいと考えておられるのであります。

 MJT研究会は単にテーピングのみでなく12の正経絡と2つの督脈、任脈、それらをつなぐ奇経(あぜ穴)をも活用し、彼の得意とするトムソン、AK、SOTの技術、特に東洋的な影響を受けた術者自身の体勢作り、神経-リンパ反射を利用した筋力テスト等を加味して最終的には"手技"による自然治療学にまで追求していく内容のものとなっています。

 そのためには、「一に解剖、二に解剖、三、四がなくて五に解剖」洋の東西を問わず良い療法が有れば食わず嫌いをせず消化吸収すべしと思います。

 従って「ちょっとやってみょうか」ではなく真筆に真剣に取り組み世のため人の為に活躍され、世間からMJT研究会の先生方は素晴らしいと認められるまでに発展され又、認められると確信して大いに期待致すものであります。

合掌    

 森 道基